塾長・講師の熱血ブログ

投稿者:tanaka

乗り越えるということ

今回ブログを担当する山本校のtanakaです。

 

F1の話をします。

最初に断っておきますが、ブログネタが尽きたわけではありません。

 

F1マシンには必ずついているものがあります。

それは、ウイングです。日本語でいうと「羽」ですね。

 

羽は空を飛ぶためのものですが、

なぜ、地上を走るF1に羽が必要なのでしょうか。

 

一言でいうなら、「飛ばないため」です。

 

 

飛行機の羽は、空気の性質を利用して「下から上」に押し上げる力、

すなわち「揚力」を発生させます。

これで、飛行機は宙に浮くわけです。

 

一方、F1のウイングは、飛行機のそれとは異なり、上下が逆につけられています。

そうすると、今度は「上から下」に押し付ける力になります。

この力を「ダウンフォース」というそうです。

 

何のために上から押さえつけているかというと、

カーブを早く「曲がる」ためです。

 

車は、早く曲がろうとすればするほど、強い遠心力が発生します。

曲がる方向とは逆の方向に吹っ飛ばされてしまうんですね。

 

そこで、遠心力で飛ばされないように

車体を上からものすごい空気の力で押し付けているのです。

 

よって、通常ではありえない速度で

コーナーを曲がりきることができるというわけです。

 

 

と、いうわけで、

F1のウイングは、「遠心力で飛ばされないためのもの」というお話でした。

 

 

 

長々と長文失礼しましたが、

乗り越えることって、偉大ですよね。

 

ウイングが開発されるまで(50年も昔の話ですが…)、

F1にとって空気は敵でしかありませんでした。

いかに空気抵抗を減らすか、開発の焦点はそれのみです。

 

しかし、敵である空気を逆に利用する「空力開発」によって、

F1は画期的な成長を遂げました。

 

 

話は飛躍するようですが、

生徒たちも日々、研鑽に励んでおります。

 

あらゆる試験、そして来る入試に備えて…

 

渦中の彼らにとって、それらの試験は忌み嫌うものでしょう。

 

しかし、

「あのつらかった日々のおかげで、成長できたな・・・」

と、思えるその日まで!!

 

ヤなことを成長の一助ととらえ、がんばっていきましょう!